在宅医療とは
広い意味では、患者さんが自宅で診察や投薬、点滴や酸素投与などの医療行為を受けること全てを在宅医療といいますが、狭義には下に説明する「訪問診療」を受けることを指します。
訪問診療とは
※1多くは病気の後遺症や高齢で体力が落ちてしまった、痛みなどの症状があり通院や外来で順番を待つのが辛い方、物忘れや抑うつ等の精神的な問題で外出や通院が難しい方、さまざまな理由でどうしても病院に行きたくないという患者さんも含みます。
※2「計画的/定期的」である事が訪問診療の特徴であり、単に「お腹が痛いから診に来て欲しい」というような(多くは単発の)依頼を「往診」と呼び、区別しています。初診の方は患者さんの情報が不足し在宅では責任を持って対応する事が難しいため、原則として医療機関への受診をお勧めしています。
ある程度病状が落ち着き、医療を受ける必要があり、通院が大変であっても、十分自宅で過ごせる方もいらっしゃいます。そのような時に威力を発揮するのが訪問診療です。また、主治医はその患者さんがこれまでどんな病気をしてどのような薬を飲んでいるのか、今の状態が普段と比べてどうなのか、など患者さんの病歴や状態をよく理解していますので、急な病気の時の往診も適切な対応が出来る場合が多いと思います。
訪問診療の契約の中には、急病の時にも24時間連絡がつき、必要に応じ(計画的な訪問のほかに臨時の)往診を受けられる事が含まれています。
ただし、在宅で可能な検査・治療は限られているため、電話でお聞きした病状によっては救急車で病院への受診をお勧めする場合もございます。また往診を行っても、結局は病院を受診して下さいという説明になる場合もありますので、予めご了承下さい。
大田区の在宅医療・訪問診療・往診なら久が原の小原りぼんクリニックへ。
訪問エリア
当院では、すぐに駆け付けることのできる訪問医でありたいとの考えから、原則当院より2km程度のエリアを想定しており、住所地区としては、久が原、南久が原、池上、仲池上、千鳥、東嶺町、西馬込であれば全域対応可能です。尚、受け持ち人数や病状によって可能な限り対応しますので、まずはお気軽にご相談下さい。
[訪問エリアマップ]
ご訪問までの流れ
TEL:03-6410-6110
お電話でのお問い合わせは、下記の時間内にお願い致します。
月・火・木・金 9:00~18:00
土 9:00~11:30
最適のプランをご提案するとともに、療養環境の整備に関するアドバイスなどもさせて頂きます。
尚、お電話では分かりにくいところもあると思いますので、事前に医師や相談員と面談を致します。
また、ご都合が合わない場合は、初診時にこれらのお話をさせて頂くことも可能です。
医師と患者さんの相性もあると思いますので、実際に一度診察をさせて頂ければと思います。
今後も継続して訪問を希望される場合は、必要な説明をさせて頂いたうえで診療計画をご提案させて頂きます。
- ※ 初回訪問のみで以後の訪問を希望されない場合も、初診料がかかります。ご了承下さい。
- ※ 入院中の患者さんに関しましては、体調が不安定な事も多く、情報の共有がより大切になりますので、基本的には入院中の病院から連絡を頂ければと思います。
- ※ 退院直後の患者さんや、自宅療養開始当初の不安な時期は訪問頻度を増やすなどの対応も可能ですので、お気軽にご相談下さい。
- ※ 提供する医療サービスの向上のために、可能な限り「診療情報提供書」をご用意頂ければと思います。 また、「直近の採血結果」があればその結果も併せてご用意下さい。
◇ご契約に関する必要書類
申込書、同意書、医療保険証、介護保険証、各種医療証(お持ちの場合)
当院の医療体制
24時間365日いつでもお電話頂くことが可能です!
お電話を頂ければ、夜間・休日でも必要に応じて訪問し、診療・治療を行います。
また、医師・看護師がいつでも緊急往診できる体制を整えています。
疾患や障害に関わらず訪問診療が可能です!
在宅診療について経験豊富な院長を中心に、総合的・継続的に診させて頂きます。
また、必要に応じて専門医・高次医療機関と連携を取りながら療養方針を決めていきます。
住み慣れた環境下での疾病予防・治療が可能です!
生活環境に合わせて療法を調整し、日常生活を継続しながら、迅速な対応が可能です。
また、癌などの痛みにも、医師が症状変化に応じて緩和医療を行うことが可能です。
ご相談事例
ケース1 【75歳 女性】
「最期は自宅で」といつも言っていた夫の意志を尊重して上げたいのですが、お願いすることは可能でしょうか?
重いご病気で、最期はご自宅でという想いを抱いておられるご家族はたくさんおられます。
当院では、患者さんやご家族の願いを叶えられるよう、痛みの緩和だけでなく、ご本人の不安やご家族の喪失感に関する心のケアなど、心身両面から支援させて頂きます。
どうぞご心配なく、当院へご相談下さい。
ケース2 【78歳 女性】
夫を長年介護してきましたが、私も体力の限界となり、お医者さんや看護師さん、ヘルパーさんに家に来てもらいたい。
ご高齢の方が、やはり高齢な家族を介護していくのは大変なことです。 当院では、医療だけではなく、介護負担を軽くする様々な支援のご紹介やアドバイスも行っております。
例えば介護用品を使って負担を軽くする、リハビリをして患者さんが少しでもご自分の事が出来るようにするなど、在宅医療では様々な工夫が大切です。 また、介護なさっておられる方自身の治療が必要な場合も多々ありますので、まずはお気軽にご相談下さい。
ケース3 【80歳 男性】
これまで一人暮らしでなんとかやってきましたが、持病もしだいに悪くなり先行きが不安です。
介護者がおられない場合は一層大変です。
当院では、看護ステーション、ヘルパーさん、薬局、老健施設などとも協力しながら、お一人暮らしを支えていきます。
実際、お一人で寝たきり、という方も大勢いらっしゃいます。
また、親や親族の介護はしたいけれど、様々な事情や、遠く離れていてどうしてもかなわないけれど、なんとかしてあげたいと思っておられるご家族の皆様、ぜひ当院へご相談下さい。
よくある質問
Q | 訪問時にはどのようなことをしてもらえるのですか? |
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Q | 訪問日時の指定はできますか? |
Q | 費用はいくら位かかりますか? |
Q | 自宅での緩和ケア、看取りは可能でしょうか? |
Q | 定期訪問日以外に具合が悪くなった場合でも対応してもらえますか? |
Q | 訪問は月2回以上が原則という事ですが、1回ではいけませんか? |
訪問時にはどのようなことをしてもらえるのですか? |
全身状態の診察を基本として、お薬の処方、その他点滴、経管栄養、中心静脈栄養、酸素療法、人工呼吸器の管理等の医療措置を行い、褥瘡などの処置も致します。 |
訪問日時の指定はできますか? |
訪問日時はご相談の上で決定させて頂き、基本的には固定の曜日と時間になります。 |
費用はいくら位かかりますか? |
各種健康保険が適用となり、入院、通院のときと同じ負担割合となります。 ◇ ご自宅へ月2回訪問の場合の例(1割負担の場合)
※1 患者さんが同一建物内に1名のみの場合は、訪問診療料1(833点)の算定となります。 ※2 上記の在宅時医学総合管理料は薬の出た月の算定です。薬の出なかった月は4,900点の算定となります。 ※3 居宅療養管理指導料は1円単位での算定となります。 |
自宅での緩和ケア、看取りは可能でしょうか? |
住み慣れたご自宅で、尊厳のある穏やかな最期を迎えたいという方には、在宅緩和ケアという選択肢があります。 |
定期訪問日以外に具合が悪くなった場合でも対応してもらえますか? |
緊急時は、まずはお電話下さい。 |
訪問は月2回以上が原則という事ですが、1回ではいけませんか? |
病状がとても安定しており、時間外の対応が不要な方は、月1回の訪問でも構いません。 |